おせろ軍団 三訓

おせろ軍団とは、島本が学生時代にボランティアサークル内に勝手に作った秘密結社です。オセロを通じて「思いやり」の大切さを説いていました。活動の中で、オセロに勝つためだけでなく、より上手く活きるために以下の三訓を掲げていました。

 

一、隠れて生きる。

二、つながりを知る。

三、相手を思いやる。

 

オセロは、限定された空間で最終的に相手より多く取ればいいというゲームである。だが、これは(限定された空間であるために?)途中で大量に取ればいいということを意味するゲームではなく、自分と相手の"選択肢"をいかに制御できるかが本質となる。

オセロにおいて、もっとも重要な考え方は三つ。一つ目は、「清貧を志し、隠れて生きろ」ということ。これは、考えることなく欲のままに動く(多く取る)と、結局、(自分の色は挟めないため)自分の未来(選択肢)を狭めることになるということ。つまり、必要以上に欲しがったり目立ったりすることなく、堅実に着実に清貧に生きることが成功の第一歩であるということだ。
二つ目は、「相手が見えるとき、自分も相手に見えている」ことを知ること。これは、意外にもわかっているようで実行できない。人はどう頑張っても独りではなく、周りには必ず何かが存在する。自分の行動によって周りが必ず応呼する、つまり、周りは私を見て何かを感じたり影響を受けたりするということが必然であることを理解しなければならない。自分の一手が相手に影響を与え、さらにそれが自分に返ってくるのである。
そして、最後に重要な三つ目…それは、世間で“大切なこと”として氾濫している言葉だが「相手の立場に立って考えること」である。言葉ほど簡単なことじゃない…人は究極には解り合うことができない存在なのだから。しかし、相手の嗜好、環境(条件)から、常に相手が何を求めているのか考えながら動くことが成功に繋がる道への有力な選択材料になることは間違いない。オセロは、まず、知ってる人が圧倒的有利(勉強してるかどうかが最初の分かれ目)。しかし、知っているもの同士の戦いでは相手にとっての自分と相手のことを考えることができるかどうかが勝負の分かれ目になる。

2020年10月09日