帰属意識の終焉?

帰属意識とは「ある集団に自分が属している、その集団の一員であるという意識」という意味らしいです。

記事:「帰属意識はもういらない?帰属意識よりも高めるべき指標とは」(Ritori)

記事:「エンゲージメント」(日本の人事部)

 

大学の一員、学科の一員、研究室の一員…としての意識。そういうやつですね。

 

上記の参考記事に書かれていますが、最近は会社とかで「帰属意識が高い社員と、パフォーマンスが高い社員は一致しない」ことが明るみになりつつあるらしいです。要は、帰属意識には「所属したい」というだけで「ここで何をしたい」という意思が含まれていないということみたいです。

最近は「エンゲージメント」(契約・誓約・約束)というのが必要という考え方になってきているようです。「愛着心」や「思い入れ」という感覚が近い概念なんでしょうか? 集団の中で自分がやってきたこと、集団の中での関係性は、「そこでやりたいこと」への意欲に影響します。

 

 

愛着や思い入れって、すごい大切なことと思うんだけど、みんなそんなことないのかな?

 

研究に愛着がない…。ぁぁ、思い当たる。だから、楽しくなさそうに実験をやっていて、しかも、結果が出ないんだろうな~。ただ、愛着って「自発的」に生まれるものであると考えて、「そういう奴だからしゃーねーわ(°д°#)イラッ」としてたけど、参考記事を読んだら指導側(雇用側)にも「エンゲージメントを高める」ための意識が必要と書かれている。

たしかに、自分で自分の役割・立ち位置を見つけれる人は少数なのかもしれない…。

 

お互い様なんですね。お互いに相手のことを考えて楽しい場・面白い場を作る努力が必要なのか…。

 

[エンゲージメントを高めるために]

1.ビジョンへの共感
2.やりがいの創出
3.研究・勉強しやすい場づくり
4.成長支援

 

いずれも中心的「人」がそれを成すので、ビジョン&人間的魅力が要求されますよね。ある人の考え方・魅力に興味を持つというベクトルが生じなければコミュニケーションも生まれないはずです。魅力的な人間の存在や動きは、周りの人間の魅力も引き出すものかもしれない…。

自分の夢のない姿勢がいかに自分の集団全体に悪影響を及ぼしていたのか反省させられました。

2020年10月12日