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講義概要
 
大学院講義
後期
分子神経生物学特論(シラバスより抜粋)
 「脳神経系の発達と成立のメカニズム」について講義する。ほ乳類の脳は記憶、学習、情動などの高次機能を有する器官であり、様々な生命現象を統合、調節している。脳神経系の発達と成立に関する分子神経生物学的研究を取り上げ、脳の高次機能の基盤となる神経発生および神経ネットワーク形成メカニズムの現状を理解し、脳の働きの一端を学習することを目的とする。現在の解明すべき課題と長期的に取り組むべき問題を討論する。
 
学部講義
前期(5セメスター)
神経科学(シラバスより抜粋)
 神経系は生体が個体として存在するために必須の働きをしている。例えば、外部情報の取込み、情報の処理・統合・調節・蓄積・修飾、外部への出力など、生体の基本的な営みを司っている。あるいは体内器官の自律的調節にも関わっている。この授業では、神経系の構造、伝達の仕組み、外部情報の処理・調節・統合(感覚器官の働き)、外部への出力(運動器官の働き)について解説する。本授業から神経系による生体制御の仕組みを分子レベルから個体レベルにおいて理解し神経科学の基礎を身に付ける。近年の神経科学の発展は日進月歩であり、我々の日常の暮らし(医療、産業、経済、教育など)にも広く関わってきている。これらの題材を取り上げた視聴覚資料を鑑賞し、講義の理解を深める。
 
 なお、講義が始まると、ユニバーサルパスポートまたはグーグルクラスルームに、講義予定と簡単なまとめを掲載します。受講生はこれを用いて予習、復習をして下さい。
 
後期(6セメスター)
薬理学(シラバスより抜粋)
 薬理学は薬と個体、臓器あるいは細胞との相互作用を研究する学問である。1980年頃からの分子生物学や生化学などを含む複合的・横断的研究の広がりに加えて、最近ではヒトゲノム情報やタンパク質データベースを利用した創薬研究も盛んであり、薬理学の発展も日進月歩の状況にある。本授業では薬の引き起こす生体の反応やその作用機序を分子レベルで解説しながら進めて行く。またゲノム創薬やプロテオミクス創薬を含む医薬品開発についても解説する。ただし「木を見て森を見ず」にならないように、生体、臓器の生理学や化学もあわせて説明する。なお、取り扱う薬物は神経系作用薬および循環系作用薬のみとする。
 上述の様に薬理学は解剖学、生理学と密接に関連しているため、「解剖生理学」「神経科学」の授業を受講することが望ましい。また医療とも切り離すことが出来ないことから「医学概論」の授業を受講することを勧める。
 
 なお、講義が始まると、ユニバーサルパスポートまたはグーグルクラスルームに、講義予定と簡単なまとめを掲載します。受講生はこれを用いて予習、復習をして下さい。
 
前期(3セメスター)
生命科学実習(細胞培養)
培養の基本操作を学ぶ
クリーンベンチでの滅菌作業・細胞の植え継ぎを学ぶ
 
後期(6セメスター)
細胞生物学実習(細胞培養)
細胞実験法を学ぶ
細胞の薬物応答を調べ、得られたデータの整理、作図、表現、解釈を学ぶ