就職活動に向けて
就職のためだけの活動にしないように!
就活は、確かに「就職するため」にするんですが、「就職するためだけ」にならないように気をつけましょう。
就活に限らず、何かをやるときは、そこに込める意味によってじわじわと差が出てきます。
個人的な意見ですが、就活には色んな意味があると感じています。
1.これまでの自分を振り返る(自己分析)
2.生活と自分を繋げる(ツナゲル思考)
3.会社のしくみ、社会のしくみを知る(全は一,一は全)
自己分析は、今後の長い人生に挑む前にやっておいた方が良いです。サルからヒトになって約10年、自分が何を思考・嗜好して、何を達成してきたかを書き出してみましょう。今の性格や能力の把握したら、今後何をやっていけば楽しく生きれるかのヒントになるはずです。
必ずしも「楽(らく)」なことが「楽しい」とは限らないので、しっかり考えましょう。
学生としての生活は親などの保護者によって「お膳立て」されたものです。実際に一人で生活を成り立たせようと思うと、想像以上に大変なんだけど…、想像もしないので、働きだして大分後に親に感謝することになります。明日も同じようにお膳立てされた生活が送れるとは限らない、そういう気持ちで今の生活がどう成り立っているか調べて、考えてみてはどうでしょうか?
さらに、身近な生活で関わる全てのモノが、ヒトによる高度に複雑な業の結晶です。あまりにも普通にそこに置いてあったりするから、全く気にも止めないんだけど…、そこにそれがあることが「奇跡的」なことであることに気付いてほしい。自分に全く理解できない理屈やしくみでできているモノを当たり前のように使える世界。就活を通して、人間がいかにしてそういう奇跡的なことを現実的なものにしているかを考えてほしいです。当たり前のモノ・コトにちょっと好奇心をもって触れてみてほしいです。
※人の業に興味を持った人は、ぜひ漫画「魔女」(五十嵐大介)を読んでみてください!アカデミックシアターにも置いてあります。
漠然と「大学を卒業したら社会に出て働く」そして「できれば今までやってきたことを活かして社会に貢献したい」と感じている人が多いんですが、そもそも「社会のしくみ」や「社会が求めているモノ」を分かってないと難しくない?
就活を通して、自分の身近なところから、企業のネットワーク、社会全体のつながりと流れを、「今の自分」の視点で良いので学び取ろうとしてほしいです。
要は、「社会に出て生き残るために!」とか、切羽詰まって考えろってんじゃなくて、「なんでこんなすげーことが当たり前になってるのか?!」を知る機会にしてほしいってことです。すげーことをする礎として自分がどう在りたいかも考える機会に成れば良いですね。
ちなみに就活に関してテクニック的なことを言うと…
1.就活には正解がないので、こういう類のものでは「不正解(失敗)」を押さえる戦略が有効だと思います。
2.「みん就」みたいな社会に出たこともないような学生の口コミより、転職サイトの口コミの方が良いのでは?
3.企業研究するなら、各企業の「個人株主・投資家のみなさまへ」を見たら?金を引っ張るために必死で「強み」や「方向性」をアピールしてくれてるよ?